人乘文集











般若園地

縁の始まり

文◎長谷川直紀

  三年前、妻とともに訪れた文殊院、そして金天堂との出合い。それ以来、妻は極力毎週のように金天堂を訪れて読経と作業奉仕をするようになりました。そして私も同行するようになったのです。これが宗教と自分との距離感が縮まるように感じるきっかけとなったのかもしれません。

  一般的日本人の多くは、普段宗教を意識していません。神や仏を意識するのは、困難がある時に「困った時の神頼み」と神仏にお願いします。願い事や危機回避の必要がある時にも「神様、仏様」と両手を合わせて祈ります。差し迫る大きな危機に遭遇した時は「南無阿弥陀、ナンマイダ…」ともっと必死に祈るのですが、神様、仏様にすがるという行為はそんな程度です。これが宗教的祈りにつながるかどうかはさておき、これが平均的宗教観といってもいいでしょう。

  日本の慣習的な行事として「七五三(満七歳、満五歳、満三歳に無事成長したことを祝う祝行事)は神社詣り」「結婚式は神社や教会の神前で」「葬儀はお寺さん」と、人生の三大行事を宗教的に見ればバラバラの儀式で行う考え方に違和感はあません。自分自身これまでそうであったように宗教的な拘りはないのです。

  私は、故郷に日本仏教の菩提寺があります。祖父母、父、母ら身内の墓は仏式で弔っています。親の代から仏教になじんできました。改めて「宗教は?」と問われれば仏教が最も身近なのですが、日本人的なあいまいな宗教観に起因する理由は上記のような理由である気がします。

  この理由はさておき、台湾で出合ったのは、もっと身近にある仏教でした。繁体 字で書かれた経典の意味が普通に読めること、読んで意味が分かることが身近である最大の理由かもしれません。この新しい出合いが自分にとって仏教との新たな邂逅に進むのかもしれません。

緣的開始(緣起)

譯文◎長谷川直紀妻子

   三年前妻子帶我參訪了文殊院,還到金天堂,從此妻子總是很認真地在金天堂誦經、出坡,我也是一起同行做志工,因此拉近與佛教的距離。

  一般大多數的日本人,平常生活中並不會意識到宗教,遭遇到困難時,請「神、佛」幫助跟保佑;祈求願望能實現或避免危機時,向「神、佛陀」雙手合十祈求;在面臨更大、迫在眉睫的危機時,拼命念「南無阿彌陀、南摩耶達(日語)」,非常虔誠地祈求「神、佛」保佑能平安度過。不管是否靈驗,可以說這可能是一般宗教的觀點吧。

  在日本的習俗活動中,「七五三(滿七歲、五歲、三歲出生後的平安慶典)是在神社參拜」、「婚禮儀式在神社或教堂前舉行」、「葬禮則依佛教儀式委請寺院住持誦經」,人生三件大事儀式的進行各有不同,端看自己本身信仰的宗教來決定。

  我的家鄉有正信佛教的寺院,祖父母、父親、母親等親戚的葬禮是用佛教的儀式進行弔念、祭祀;從父親那一代開始,就熟悉佛教。如果再次被問到「宗教是什麼?」佛教是最熟悉親近的宗教。日本人對於宗教的模糊觀點,如上文所述。

  撇開這個原因不談,我在台灣接觸到的是更親近的佛教,可以閱讀繁體字書寫的經文,並經由閱讀而理解其含義;這是我更親近佛教的主要理由。這次始料未及的機緣,對我而言,也許是促使我進一步接觸、了解佛教的開始吧。

  註記:譯文為長谷川直紀先生的同修(妻子)。由於職業關係,長谷川直紀先生日文程度非常深奧,其妻請他簡單化,以便大眾容易閱讀。與佛同在!


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